2022年度全国キャンペーンテーマ

2022年度は、「広告制作・コミュニケーションの質的向上」の方針の下、創設の原点にも立ち返りながら、人々の行動・社会の動きへとつながるような価値ある広告・クリエイティブを制作し、社会にとって有益なメッセージの発信を行っていきます。全国キャンペーンでは、ダイバーシティ・多様性への社会的関心が高まる中、昨年度に引き続き「バリアフリー広告対応」を行い、聴覚障害のある方や外国人への情報保障の取組を継続実施します。

ACジャパンは2021年7月に創設50周年を迎えました。1971年の創設時から「公共マナー」「いのちの大切さ」「家族関係」など様々なテーマでキャンペーンを展開してきましたが、昨今は「感染症」「防災」「環境」「多様性」等、社会が抱える課題は多岐にわたってきています。

そのような課題に対し、公共広告はどうあるべきなのか、どのようなメッセージを発信していくべきなのか、ACジャパンの活動の重要性がますます高まっていると考え、2022年度全国キャンペーンのテーマを設定しました。

●全国キャンペーンA―不寛容な時代~現代社会の公共マナーとは

昨今多様性の重視が叫ばれている一方で、私たちの社会では他者への排他的で不寛容な行動が広がっています。そのような中、ACジャパンの活動の原点ともいえる「思いやり・助け合い・感謝の気持ち」等が、今また社会の課題として浮かび上がってきているのではないでしょうか。全国キャンペーンAは、「不寛容な時代~現代社会の公共マナーとは」をテーマに企画を募り、「寛容ラップ」という作品に決定しました。この作品では昨年度と同様、広告表現として手話と字幕を取り入れた情報保障の取組を実施しています。

●全国キャンペーンB―自由テーマ

全国キャンペーンBでは自由テーマで企画を募集し、その中から「年齢にとらわれない生き方を」をテーマにした「バッターボックスに立つ87歳」という作品が採用となりました。この作品では、昨年度と同様、英語字幕対応を行っています。