Report第19回ACジャパン広告学生賞 受賞作品発表

今年で19回目となる「ACジャパン広告学生賞」はコロナの終息が見えない中での開催でしたが、
おかげさまで多くの学校に参加いただき、参加学校数、応募作品数ともに過去最多となりました。

学生らしい感性で制作された公共広告はテーマや表現方法が多岐にわたり、一次・二次・最終選考と毎回白熱した
審議が繰り広げられ、厳正なる選考の末にグランプリ、準グランプリ、審査員特別賞、優秀賞、奨励賞が決定いたしました。

グランプリと準グランプリ受賞作品は、ACジャパンの広告として7月より後援社のBS11局、全国5紙で放送・掲載されます。

Review講評

テレビ・新聞の両部門とも過去最多の応募数に

公益社団法人ACジャパン 専務理事 宮永 洋

ACジャパン広告学生賞に応募いただいた学生の皆さま、大変ありがとうございました。
2023年に入り数か月を経た現在ではコロナ禍も収束しつつありますが、
作品の制作時期はまだ第8波の最中だったかと思い、苦労が多かったとお察しします。

社会の課題をテーマに公共広告を制作していただくこの賞ですが、
皆さまの熱意で近年ますます大きな規模に成長を続けています。

第19回を迎えた今回はテレビCM部門・新聞広告部門の両部門ともに、
参加学校数・応募作品数が過去最多となりました。勿論数が増えているだけではなく、
作品のクオリティーやそのテーマを見つける視点などのレベルが年々進化していて、
広告のプロである選考委員の皆さんを唸らせています。

来年度の募集が始まる頃には社会は新しい雰囲気に変わっているかと思いますが、
その変化が皆さまの作品にどのように映されるのだろうかと今から楽しみにしています。

社会の進化、人の進化はいつも若者から。

ACジャパン広告学生賞 選考委員長 高橋 謙二

19回目の広告学生賞も今の社会課題に真剣に向き合い、伝わる広告として知恵を絞った作品が多数集りました。
若いから、当事者だから気づけるテーマだったり、デジタル社会やSNSが生み出した新たな問題、
長引いたコロナ禍がもたらした問題を扱ったテーマ、大切なのにずっと忘れ去られていたテーマなど、
普段学生たちから見えている景色は今の社会の本当の姿なんだなと思いました。
そんな中、ヤングケアラーをテーマに時間割をモチーフにした手書きによる強い表現の作品が
新聞広告部門ではグランプリ、そして若い世代のうつ病をテーマに8ビットTVゲーム風作品は、
一見クールなデジタル手法なのに優しさあふれる斬新さがTVCM部門でグランプリ獲得。
結果としてどちらも学生たちが見つけてきた切実なテーマでした。
そしてそれらの作品がより多く掲出・放送され皆さんに届くことを望みます。
それは社会の問題を緩和する良薬と思うからです。

Winners受賞作品一覧

テレビCM部門TELEVISION COMMERCIAL

  • 41
    応募学校数
  • 302 作品
    応募作品総数
  • 27 作品
    ファイナリスト
作品一覧を見る

新聞広告部門NEWSPAPER ADVERTISING

  • 36
    応募学校数
  • 660 作品
    応募作品総数
  • 28 作品
    ファイナリスト
作品一覧を見る