Report第18回ACジャパン広告学生賞 受賞作品発表
今年で18回目となる「ACジャパン広告学生賞」はコロナ禍での開催にもかかわらず
おかげさまでたくさんの学校から応募をいただきました。
学生らしい感性で制作された公共広告はテーマや表現方法が多岐にわたり、一次・二次・最終選考と毎回白熱した
審議が繰り広げられ、厳正なる選考の末にグランプリ、準グランプリ、審査員特別賞、優秀賞、奨励賞が決定いたしました。
グランプリと準グランプリ受賞作品は、ACジャパンの広告として7月より後援社のBS8局、全国5紙で放送・掲載されます。
Review講評
身の回りの社会問題に幅広い視点
ACジャパン広告学生賞は第18回を迎え、今年も無事開催することが出来ました。
コロナ禍の影響もあり昨年はテレビ広告部門の応募数が減少しましたが、
今回はそれも大きく回復して過去2番目となる多数の参加がありました。
両部門とも、例年に比べて取り上げられたテーマは身の回りの社会問題が
多かったように感じましたが、全体としてはとても幅広く多様な構成になっていました。
同じテーマを取り上げていてもまったく正反対のアプローチで企画されている作品もあり、
広告のプロである選考委員の皆さんも感心しながら頭を悩ませていました。
今回は贈賞式が出来ないことが残念ではありますが、受賞作品をご紹介いたしますので、
同世代の皆さんの個性あふれる作品に触れて今後への参考にしていただければと思います。
多くのご応募をいただき本当にありがとうございました。
頑張った作品が多いほど、順番つけるの難しい
今回も多数の応募の中、上位に選出された20作品などはバラエティに富んだ秀作ぞろいでした。
そんな中TVCM、新聞広告各十数人の審査委員の評価は割れ、
これが良いと最高評価した作品もそれぞれ10作品くらいに分散していました。
2次審査の集計表を見たとき思わず心の中で「やっぱり割れたか!」と苦笑したものでした。
それは、作品によって新テーマを取り上げ「ネタの新鮮さ」でチャレンジしたり、
公共性の高いテーマで完成度を上げ多くの票を獲得した作品や、エッジの立ったアーティスティックな作品、
閉塞感を打破したい前向きな明るい作品、注意喚起が目的の少し怖い作品など
多岐にわたっていたのも関係していたようです。頑張った作品が多いほど、順番をつけるのは難しい。
学生の皆さん、一生懸命作ったご自分の作品はどう評価されたのか気になるところですよね、
全応募作品に対して評価内容をお伝えしたい気持ちです。