2023年度全国キャンペーンテーマ

2023年度は、「広告制作・コミュニケーションの質的向上」の方針の下、創設の原点にも立ち返りながら、人々の行動・社会の動きへとつながるような価値ある広告・クリエイティブを制作し、社会にとって有益なメッセージの発信を行っていきます。

ACジャパンは1971年の創設時から「公共マナー」「いのちの大切さ」「家族関係」など様々なテーマでキャンペーンを展開してきましたが、一方で社会が抱える課題はますます多岐にわたり、未だ解決に至っているわけではありません。

そのような課題に対して、公共広告はどうあるべきなのか、どのようなメッセージを発信していくべきなのか、ACジャパンの活動の重要性がますます高まっていると考え、2023年度全国キャンペーンのテーマを設定しました。

●全国キャンペーンA―不寛容な時代~誰もが生きやすく、希望が持てる社会へ~

私たちの社会では、多様性が叫ばれる一方で他者への排他的で不寛容な行動が広がっています。立場や考え方の違いを受容し、多様な人々が共存していく社会について改めて考えたいと思いました。全国キャンペーンAは「不寛容な時代~誰もが生きやすく、希望が持てる社会へ~」をテーマに企画を募り「白紙の未来」という作品に決定しました。この作品では昨年度と同様、広告表現として手話と字幕を取り入れた情報保障の取組を実施しています。

●全国キャンペーンB―自由テーマ

全国キャンペーンBでは、日頃から感じている問題意識から発想した企画・提言をいただき、様々な社会の課題に幅広く光を当てたいと考え、自由テーマで企画を募集しました。その中から「ジェンダー平等」をテーマにした「聞こえてきた声」という作品が採用となりました。この作品では、昨年度と同様、英語字幕対応を行っています。